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『ナイフ』 重松清


子供に頃いじめにあった経験がある人はいませんか。
自分がいじめる側であったという人はいませんか。
この『ナイフ』は、小・中学生のいじめを題材にした短編集です。
中学校の教科書にも掲載されている様ですが、なかなかハードないじめの描写があります。
子供に読ませるよりは、子を持つ親が読み自分の子について色々心配してみるのがいいのではないでしょうか。

「ワニとハブとひょうたん池で」
園田ミキはクラスではハブられるが、メンタルが強く一人で乗り切る。
親、先生は役立たず。

「ナイフ」
いじめの被害者(真司)は、いじめに耐え続ける。
なにも出来ない父親が見るに堪えないのだが、親子が何となくわかりあって終わる。

「キャッチボール日和」
小川大輔がいじめにあっているのに、何もしない幼馴染の内藤好美。
精神論だけの父親。
好美も父親も、加害者であるにもかかわらず、大輔のことを助けてあげたと思いこんでいる終わる。

「エビスくん」
転校生のエビスくんからいじめにあうひろしには、生まれつき体の弱い妹(ゆうこ)がいる。
これからも生き続けられるために、わがままを言わずいい子になることを心に決めている。
15年後の同窓会のシーンで終わるが、ひろしの願いがかなっていることが判る。

「ビタースィート・ホーム」
子供のことに口を出しすぎる親と先生のもめごと。
親も、先生も子供のことを何も分かっていないのだと実感する。
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