いちご同盟 三田誠広
文庫本の第1刷が1991年10月で、2020年6月には第61刷の三田誠広のいちご同盟。
今更という感じはしたのだけれども手に取ってみた。
中学三年生の北沢良一が音楽室でピアノを弾いているときに、野球部のエースの羽根木徹也が次の試合をビデオに撮影してくれと頼みに来る。
そのビデオを見せるために訪れたのは、徹也の幼馴染の上原直美が入院している病院。
知り合ったばかりの直子に思いを寄せるようになる良一ではあるが、直子がいないと自分は駄目だと漏らす徹也に遠慮がある。
直子の2回目の手術の日、2人は彼女のことを100歳になるまで覚えておこうと約束を交わす。
青くて切なくて息苦しくなるような、自分が通ることが無かった道を見せてくれる。
だから、小説が好きです。
- 関連記事
-
-
ホワイトラビット 伊坂幸太郎 2020/08/05
-
いちご同盟 三田誠広 2020/07/11
-
青くて痛くて脆い 住野よる 2020/07/01
-
コメント