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『ニワトリは一度だけ飛べる』 重松清

ニワトリは一度だけ飛べる
重松清
朝日文庫

リストラ対象者を集めるリノベーション・ルーム(通称:リノ室)に放り込まれた主人公たちが、リストラを促進する会社(鎌田本部長)を相手に立ち上がるという内容のものです。

酒井裕介、羽村史夫、中川の3人は、リノベーション・ルームに送り込まれる。
リノ室に転属となった当日、裕介のもとに、「ニワトリは一度だけ飛べる」という題名の正体不明のメールが届く。
このメールの差出人は、今回のリストラに関係している人たちを不思議の国のアリスの登場人物に重ね、裕介に対して情報提供をしてくれる。
悪い魔法使い(本部長)は、家庭に問題を抱えている裕介と中川をスパイに仕立てあげ、羽村を退職に追い込もうとする。
3人がバラバラになりかけたまさにそのタイミングで、「ニワトリ」からのメール今度は羽村宛に届く。
誰が味方で、誰が敵か。
裕介は飛ぶことができるのか。

『ニワトリは一度だけ飛べる』は冷凍食品会社の内部告発事件がもととはなっていますが、著者が冒頭で書いているように「寓話仕立て」にしたことで楽しく読むことが出来ます。
実際の事件を追いかけてみるのも良いかもしれませんが、小説として割り切ってしまうことをお勧めしたいです。
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