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『マジシャン 最終版』 松岡圭祐

「有名な音楽プロデューサーと、新人アイドル歌手のあいだに子供ができた。だがそのアイドル歌手の男性ファンたちは、まったくショックを受けなかった。なぜだかわかるか」
「街灯もなければ民家の窓明かりもない曲がりくねった道を、ヘッドライトもつけず時速百キロでかっ飛ばしたことがあるのです。けれども全く危なげなく走り抜けました。なぜだかわかりますか」

作中で、刑事の舛城が投げかける質問である。
答えが分かった場合は、詐欺師の素質があるようです。
分からなかった場合は・・・
答えが気になってしまうので『マジシャン 最終版』を読んでください。


手を触れることもなく机に置いた金を倍に増やす。
舛城はマジシャン見習の少女である沙希の助けをかりて詐欺事件を追う。
舛城になりきって犯人を追っていると、思いがけない結末が待っています。
初めて読んだ松岡圭祐の作品である『高校事変』でもそうであったように。

舛城はこんな質問もしています。
「顔がうりふたつで、生年月日も同じ、両親も同じ女の子がふたりいた。ところが彼女たちは双子じゃない。どうしてだと思う」
「キャンドルスタンドに、火のついた五本の蝋燭が立っていた。風が吹いて三本の火が消えたのち、風が入ってこないように窓を閉めた。残った蝋燭は何本だろう」
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