FC2ブログ

『高校事変』 松岡圭祐


これまで、松岡圭祐の本は1冊も読んだことがありませんでした。
初めて手に取ったのが、この『高校事変』でよかったと思います。
大当たりでした。
次に読む本も松岡圭祐の既刊作品となることでしょう。

優莉由衣は、神奈川県立武蔵小杉高校に通う女子高生。
父親は半グレ集団をしきっていてテロ事件を起こして死刑になっている。
そんな由衣の通う高校には、バドミントンで一躍有名になったベトナムから帰化した生徒田代勇次が在籍する。
総理大臣の矢幡は支持率アップをねらい、武蔵小杉高校を訪問する。
総理の訪問は極秘裏のはずだったが、突如武装集団に襲われる。
しかし、その武装集団は具体的な要求を何もしてこない。
総理不在でかじ取りが聞かない政府。
高度な戦闘技術と知識を持ち合わせる由衣が、総理の救出、学校の開放に立ち上がる。

後半で黒幕が分かるんのですが驚かされました。
なるほど。
確かに、彼女は都度違和感を訴えていた。

由衣をはじめ、総理秘書官星野淑子、総理代行の柚木若菜国務大臣たち女性陣は、賢く(ズル?)て強くて格好良い。
逃げ回る矢幡総理をはじめ、自己陶酔型教師の溝鹿、肩書がすべての県教育委員会の福富たち男性陣は、だらしなくて格好悪い。
もちろん、女性陣にも男性陣にも上記に当てはまらないキャラクターは登場しているます。
それでも、女性は強くて男性は弱いと線引きしてしまって読むのも面白いと思います。

非常に勝手ではありますが、由衣が最後は死んでしまうものと思って読んでいました。
そんな結末にならなかったことだけ明らかにさせておきます。
シリーズものになるのかもしれませんね。
関連記事

コメント

非公開コメント