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『きみの世界に、青が鳴る』 河野 裕


前向きな感想ではないので、この作品を読んでいない方は、まずは作品を読んでみてからこの先を読んでください。
また、本シリーズを称賛している方は、「ふんっ!」とあしらっていただければ幸いです。

本の帯に「完結」の文字がなかったら、手に取らなかったのかもしれません。
ここまで読んできたシリーズだからと、消極的ながらも手に取ったのかもしれません。
5巻を読んでから時間が開いてしまったせいでしょうか。
ほかの本をいろいろ読んでいるからでしょうか。
5巻がどのようなところで終わったのか全く思い出せませんでした。

読み始めてみたものの、勢いがつかず、読み終わるまでかなりの時間を要しました。
また、所感を残すのにも読み終わってから10日以上が経過してしまいました。

魔女が作り出した階段島は、現実世界で生きる人々が不必要と感じた人格で構成された人々が生きる場所。
そこに連れてこられた高校生の七草と真辺由宇が小学生の相原大地を元の世界の大地のもとに戻すというのは大筋です。

七草は真辺のことを純粋だという。
真辺は七草のことを間違えないという。

七草が真辺のことを純粋だとかまっすぐだとか表現する箇所が多すぎるためうっとうしくなります。
いくら繰り返したところで、真辺のことが年相応の判断ができない自分の思い通りにならないことを許せないただのわがままな子供にしか映りません。
また、七草にしても間違えないのではなく、大事なことについては決して自分では判断せず判断しない木偶にすぎませんでした。登場人物たちはきれいごとを繰り返していたものの、現実世界が不要とした人格の人ばかりが集う階段島の無意味さを表現したかったのでしょうか。
大人になるには、子供のころのままではいられないことを示したかったのでしょうか。
何らかのメッセージが込められていると考えるのが間違っているのでしょうか。
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