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『アリス殺し』 小林泰三

「ミステリーが読みたい」と本屋に行ったときに目にとまったのが『アリス殺し』でした。裏筋には”驚愕のトリック”と書かれていました。この、『驚愕』の文字には何度も泣かされています。ミステリーだと思ったのに、SFだったとか、ファンタジーだったとか。ミステリーが読みたかったのです。なので、先に明確にしておきます。『アリス殺し』は、ファンタジーです。アリス殺しposted with ヨメレバ小林 泰三 東京創元社 2019年04月2...

『ナイフ』 重松清

ナイフposted with ヨメレバ重松清 新潮社 2000年07月 AmazonKindle 子供に頃いじめにあった経験がある人はいませんか。自分がいじめる側であったという人はいませんか。この『ナイフ』は、小・中学生のいじめを題材にした短編集です。中学校の教科書にも掲載されている様ですが、なかなかハードないじめの描写があります。子供に読ませるよりは、子を持つ親が読み自分の子について...

『よるのばけもの』 住野よる

よるのばけもの  住野よる双葉文庫『君の膵臓をたべたい』は、3回読みました。『また、同じ夢を見ていた』は、1回だけです。『よるのばけもの』は、2回目に入りました。テーマはいじめです。矢野さつきと安達、彼らを取り巻く環境がどう変わっていくのかを読者の想像に依存した終わり方が好きです。いろいろ想像しながら、2回目を読んでいます。矢野さつきは、クラスでいじめを受けている。いじめを良いとも悪いとも判断しないよ...

『高校入試』 湊かなえ

高校入試湊かなえ角川文庫文庫版が売り出されてすぐに購入したので、前に読んだのは3年ほど前のことです。手近に読みたい本がなくなってしまったので、あるあまり内容を覚えていないこの本を読みなおしてみた次第です。湊かなえの小説は全般的に読み易いものが多いと思っています。そのため、本書も1回目の時には「さら~」と読んでしまったのでしょう。本の内容が少しも頭に残っていませんでした。ミステリーであるはずなのに、...

『ニワトリは一度だけ飛べる』 重松清

ニワトリは一度だけ飛べる重松清朝日文庫リストラ対象者を集めるリノベーション・ルーム(通称:リノ室)に放り込まれた主人公たちが、リストラを促進する会社(鎌田本部長)を相手に立ち上がるという内容のものです。酒井裕介、羽村史夫、中川の3人は、リノベーション・ルームに送り込まれる。リノ室に転属となった当日、裕介のもとに、「ニワトリは一度だけ飛べる」という題名の正体不明のメールが届く。このメールの差出人は、...

『わたし、定時で帰ります。』 朱野帰子

わたし、定時で帰ります。朱野帰子新潮文庫登場人物の紹介。東山結衣:勤続10年の32歳。中華飯店のハッピーアワーを逃したくないことを目的に、定時で帰ることを心がけている。今は、来栖の教育かかりを務めている。来栖:会社からの期待が厚いが、何かあるとすぐに会社を辞めたいと言い出す新人。今はまだその片鱗を見せてはいないが、その気になれば仕事はできると思われる。種田晃太郎:制作部サブマネージャー。仕事一筋。それ...

『6月31日の同窓会』 真理幸子

6月31日の同窓会真理幸子実業之日本社文庫名門女子校の蘭聖学園の卒業生であり、売れっ子漫画家である柏木陽奈子が死亡した。蘭聖学園高等部のOGである弁護士、松川凜子のもとに陽奈子殺害の容疑者の弁護依頼が舞い込んでくる。弁護活動を続けていく中で、陽奈子の同級生たちが次々に死亡していることを突き止める。その死亡した同級生たちには、「6月31日の同窓会」の案内状が届いていた。次々に死亡する同級生たちは、殺されたに...

『これは経費で落ちません!4』 青木祐子

こんなのを作ってみました。小さいので、イライラもしましたが、ことのほか楽しく作れました。これは経費で落ちません!4 の感想はまた今度。...

本屋に行く

2週間ぶりに職場の近くの本屋に足を運びました。前回行ったときには、いつもはやっている時間帯にもかかわらず店のシャッターが閉まっていました。電子書籍に押されているからでしょう。最近では、あちらこちらで本屋が規模を縮小したり、閉店したりしているのを目にします。そのため、「もしかしたら、ここも店をたたんでしまったのでは?」とも考えました。が、今日は明かりがついていたので、ホッと一安心して店に入りました。...

『隻眼の少女』を薦められた。

麻耶雄嵩の「螢」について知人に話をする機会がありました。すると、「隻眼の少女」が面白かったと薦められました。しかしながら、「螢」の謎解きについては納得していないところがあります。謎を知っている人しかその考えに至らない。だから、読んでいるときには気づくことが出来ない。そのことを伝えると、「同じパターンかもしれない。」とのこと。果たして、読むべきか否か。...